先日、映画『哀愁しんでれら』を観ました。

例によってアマゾンプライムビデオで観ました(´∀`)
ちなみにU-NEXTでも観れます!
よりによって、知人の結婚式の前にみたもんだから“結婚に夢も希望もへったくれもない状態”で結婚式に参列することに。
夫と一緒に観たんですが、気まずいシーン(えちえちラブシーン)はほとんどありませんでした!

そらまめ
ラブシーンがあるにはありましたが、一瞬だけでした
それよりも点滴をした状態で、聴診器で胸の音を聞き、おっ始めるところが「針刺さってるよね?観てる方が怖いよ」とヒヤヒヤ(ノ∀T)
目次
映画『哀愁しんでれら』ネタバレあらすじ

市役所に勤める小春(土屋太鳳)は市役所(というか児童相談所?)で働く26歳。
小春は10歳の頃、母親に捨てられたことがトラウマになっていて、仕事で出会う残念な母親たちにも憤りを感じていた。
「自分は絶対親になってもあぁはならない!なりたくない(`・ω・´)キリッ」なんて軽蔑の目で見ているのだった。
ある日、おじいちゃんが倒れる→病院に運ぼうとした父が飲酒運転で捕まる→実家の自転車屋さんが火事になる→彼氏の浮気が発覚する
という不幸不幸のオンパレードが起きる。
放心状態で歩いていたら、電車の踏切りに酔っぱらいの大悟(田中圭)が倒れているのを発見し、助けてあげる。
なんと大悟は8歳の娘を男手ひとつで育てる開業医というスーパーハイスペック男だった。
友達に「白馬に乗った王子様より外車に乗ったお医者様」なんて言われて、乗り気になっちゃう小春。
大悟ったらデートをしてみればステキなドレスや靴をプレゼントしてくれて、うっとりお姫様気分の小春。
さらに、娘・ヒカリ(COCO)も懐いてくれるもんだから、気分はサイコーなわけですよ。(うらやましいぜ)
わずか交際1ヶ月でプロポーズされて受けちゃうが、それも無理ない。100人いたら99人はプロポーズ受けるでしょ!
小春はノリノリで大悟に点滴してもらって、その状態でイチャラブを始めたり甘い幸せを噛み締めていた。
ところが結婚してみたら、大悟は10歳から毎年自分の全裸の自画像を描いているちょっと気持ち悪い変わった人だった。
娘のヒカリちゃんも、あんなに素直だったのに言うことは聞かないわ、赤ちゃん返りしちゃうわ…小春はヒカリを育てることに自信がなくなっていく。
精神的に追い詰められた小春はうっかりヒカリに手をあげたことがバレて、大悟に激怒され追い出される。
ショックのあまり踏切で寝ていたら、大悟が助けてくれる→「もう何もかも受け入れよう」とちょっとイッちゃってる大悟とヒカリのノリに合わせて望み通りの母&妻になる。
ラストは…
インフルエンザの予防接種で代わりにインスリンを打ちまくり、小学生を大量にコロして、倒れる子どもたちの中 親子3人は幸せそうに授業をする。
ヒカリは実は同級生を殺してない

ヒカリは実は同級生を殺してないんだよね。
それは「ヒカリがコロした疑惑」が流れている時も、本当はクラスメイトたちもわかっていて。
渉くんのことを「筆箱を盗んだ犯人」なんて嘘ついたり、イヤなやつだから渉くんや同級生にそんな嘘をつかれだけで。
最後メガネをかけた女の子が「ひかりちゃんはやってないよ♡みんなもわかってる」なんてせっかく手紙をくれたのに、それは大悟にも小春にも届かず…2人は娘・ヒカリのことを信じ切ることができなかったのが切ない。
映画『哀愁しんでれら』ネタバレ感想

そりゃチクるよな
ヒカリちゃんもちょっとアレな子だけど「誰にも言わないで」と言っていた、好きな男の子(渉くん)のことやおねしょのことを小春にバラされたら、そりゃ小春にビンタされたことお父さんにチクるよな。
ヒカリの言動も、落ち着いて考えるとそこまでおかしくないと言うか、新しいお母さんが来て戸惑ってるから仕方がないのかなと思った。(お弁当食べずに捨てるところは酷すぎだけど)
追いめられる小春がリアル
大悟やヒカリに追い詰められた小春が、ぶちぶちっと自分の髪の毛抜いちゃうのがすごくリアルで。
出ていけ!と大悟に激怒されて、行かないでとまとわりつくヒカリを追い払い「あなたのお母さんをやめました」と自分が幼少期に母親にされたことをしてしまうところなんて、そりゃ踏切に寝転びたくもなるわなって感じ。
散々な目にあって、大悟と別れればいいのに戻ってさらに大悟&ヒカリに染まってしまう小春を見て、やっぱり何があっても働き続けよう!と誓ったのだった。
ずーっと家庭のことばかり考えているのもしんどい( ;∀;)

そらまめ
職場で人と話すだけでも気分が違う
ぶっ飛びすぎてて笑える
大悟に連れ戻された小春がおっ◯い丸出しで、自分とヒカリの絵を大悟に描いてもらうところが印象的だった。
しかし、なぜ家族の自画像の目を青く塗るのかは意味不明。
ただ単に不気味さを出したいだけ?
「ヒカリを殴るなんて母親失格だ!」なんて怒り狂ってた大悟も結局、ヒカリに手をあげようとする。
そんな自分にショックを受けて自室の宝物を「こんなもの宝物じゃない!ヒカリだけが宝物」なんて言いながら燃やしちゃうのはぶっとびすぎてて笑えた。

↑こんなもの宝物じゃない!のシーン
めでたしめでたしはどこに
お金持ちの開業医と結婚したからといって幸せになれるとは限らない…だとしたら、私たち女性はどうやったら「幸せになりました。めでたしめでたし」にたどり着けるんだろう、なんて果てしないことを考えてしまう作品だった。
まぁ私は大金持ちでも開業医の妻でもないので、地味にコツコツひっそりと生き続けるしかないわけだけど。
ぶっ飛びすぎてて面白い
小春がダークサイドへ。ぶっ飛びすぎてて面白い