・この記事は『住野よるさんが好きな人』が読んだら、気分を悪くされるので、読まないでください!
・この記事は、『君の膵臓をたべたい』を読んで、涙するようなピュアな方が読むと、気分を悪くされます。絶対に読まないでください!
一応 読書が趣味で、子どもの頃から、割とたくさん本を読んできました。
しかし、そんな中で、どうしても苦手なジャンルが“あなたも絶対涙する系の、ファンタジックなお話”。
逆に好きな本のジャンルは、ミステリー。
しかも人間の汚い部分を垣間見れるような作品です。
一番好きな本は“白夜行”。
『青くて痛くて脆い』の作者、住野よるさんの『君の膵臓をたべたい』なんて、書店で見かけた時にぞっとしました。

そらまめ
だって、絶対に膵臓を食べたいくらい愛してもうてるやん。それも、ぴゅあぴゅあな意味で
なのに、どうして『青くて痛くて脆い』に手を出してしまったかというと、映画のCMがおもしろそうだったから。
「謎めいてるし、杉咲花ちゃん好きだし、もしかしておもしろいのでは?」と思い、読み始めました。
お察しの通り、この記事では、ほぼ悪口が書かれていますので、ご注意ください。
目次
『青くて痛くて脆い』ネタバレ感想:主人公気持ち悪い

青くて痛くて脆い、この話は「昔、熱く夢を語っていた、情熱的で誰よりもまっすぐな女友達が、死んだ。あいつはなぜ、もうこの世にはいないのか知りたいっす」という主人公(男)が、真実にたどり着くまでの話。
あの時笑った秋好はもうこの世にはいないけど。
住野よる「青くて痛くて脆い」より引用
なんて言うから、「秋好(いなくなった女友達)は、亡くなったんだな」と思うやん。
でも、本当は生きてる。
バリバリ生きてて、自分たちで作ったサークルのトップに君臨(*´∀`)
神のように崇められ、サークルは収拾がつかないくらいデカくなって、最高に充実した大学生活をエンジョイしている。
なのに、主人公の男は「僕の知ってる彼女じゃない」という理由から、いなくなったと捉えていた。
伝わる?気持ち悪さ伝わる?
人なんて日々変化するのに、「青臭いオマエはどこいったんだよ!」って探してるんだよ。
怖いって!
読み終わったあとの、がっかり感がすごい

主人公の男は、ずっと探してるねん、彼女がいなくなった理由。
それも、めっちゃしつこく。
「彼女と僕で作ったサークルが、当初の情熱や理想を失っているのなら、そのサークルをぶっ壊ァァァァァァァァァす!」→本当にサークルがぶっ壊れる→女友達(変わってしまった)が、主人公の男に怒る→
「だってオマエが変わってしまったから!!オマエがいるから、みんな不幸なんだよ!」とキレる。
…もう気持ち悪いし、がっかりだよ(´・ω・`)
勝手にキレられても困るって。
何より、この本を読み始めた自分にがっかりした。
このがっかりは水嶋ヒロこと、齋藤智裕さんの『KAGEROU』を読んだ以来の、がっかり感。
よく覚えていないラスト

ラストは「もうどうでもいい。主人公の友達が犯人?とワクワクしながら読んだ時間を返せ」と思いながら、読んだのであまり覚えていないけど…主人公の男が、社会人になって、母校の大学生たちに向けた講演会で「あれやこれや」話す。
「学生時代、良かったことは、友達を傷つけてしまったこと」なんて、訳のわからないことを社会人になってもペラペラ喋る主人公。
てめぇの理想を押し付けて、傷つけて、よかったもクソもあるか、アホ。
大学生の前で、話し終わったとき、傷つけた女友達を見つける→走って追いかける→俺はあいつにまだ受け入れてもらいたいと思ってる
…って知らんがな。

そらまめ
最後の最後まで、クソみたいな主人公の男にイラつく話だった
おわりに:青くて痛くて脆いは気持ち悪い?
『青くて痛くて脆い』は、私は主人公が気持ち悪いと感じましたが、好きな方は好きだと思います。
特に『君の膵臓をたべたい』など、住野よるさんの作品が好きな方は、ぜひ読んでみてください。