特養で働こうと思っている人
「特養で働こうと思うけど、きついって本当?きついなら考え直そうかな…」
こんな方にお伝えしたいことは、

個人的には、一生介護の仕事はしたくないし、特に特養だけは嫌ですね。
でも誰かが安い給料で、慢性的な深刻な人手不足の中、必死で働いて成り立っているので、介護士の給料を上げれる誰か、上げてください。
そして、特養に家族が入所している家族さん、あまりモンスター的なクレームは入れないでください。
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特養で働くのはきつい【脱走事件】

特養で働いた大変だった日々を思い出しながら書いています。
そもそも『特養』ってどんな施設?
特養とは、『特別養護老人ホーム』の略です。
民間運営の有料老人ホームなどに比べて、低料金であり、入居待機者が多いです。(地域によって差があります)
基本的に、要介護3以上の高齢者が入居でき、原則として終身まで介護を受けられる施設です。

利用者様の脱走事件【警察沙汰】
特養で働いていた頃に、一番きつかったのは、利用者様の脱走(離設)事件です。
それは、夜勤中の出来事でした。
ちなみに、夜勤は16時から次の日の9時まで(休憩1時間30分)でした。
その日の夜勤メンバー
3階のフロア(見守りが必要な利用者様ばかり)に私とAちゃん、2階のフロア(見守りが必要ない利用者様ばかり)にB先輩が配置され、夜勤業務を行っていました。
その日、私と夜勤のペアになったAちゃんは、テンパりやすいタイプでした。
テンパりやすいAちゃんは、まだ夜勤が始まったばかりなのに


なんとも不安なスタートでした。
事件は私の休憩中に起こった
Aちゃんが「仕事が終わらなかったら、先輩に怒られる。前倒しで、業務を終わらせたい」というので、私は1時間30分ある休憩のうち、1時間を削って、業務を行っていました。

と頼み、10分ほど仮眠室でうとうとしていると、

と起こされました。
利用者様が脱走(離設)
確か要介護4くらいの利用者様が、施設からいなくなってしまいました。
その利用者様は、認知症の症状があり、耳があまり聞こえない、脚が悪いので転倒の危険がある方でした。
Aちゃんはパニックになって泣いていました。
2人で巡回しながら、窓の施錠を確かめていると、非常階段に繋がる窓の鍵が壊れていました。(後日確認すると、他のスタッフが施設長に報告済みだった)
そこから、2階のフロアを担当していた先輩と施設の周囲を探し回り、施設長に連絡し、警察に連絡し、寮母長に連絡して…警察に事情を説明し…(他の利用者様のコール対応しながら)
もう地獄のような夜勤でした。
もちろん、離設してしまった利用者様が心配でしたし、さらにAちゃんがずっとパニクって何もできない状態なのもきつかったです。
特養で働くのはきつい。マジできつい
このような事件があと4つくらいありました。
特養で働くのは、マジできついです。
なので、施設選びは慎重に…!
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