大人のための、ほんのりほろ苦く、でも胸がじーんと暖かくなるような漫画はないかな?

漫画を探している人
こんな方に、おすすめしたい漫画が、西原理恵子さんの『パーマネント野ばら』です。
ラストがとにかく衝撃的で、切なくって笑って泣けるストーリーです。

そらまめ
まさに、大人のための漫画
菅野美穂さん主演で、映画化されたので、結末を知ってる方もいらっしゃると思います。
目次
西原理恵子さん『パーマネント野ばら』は大人のための漫画

『パーマネント野ばら』は、下ネタてんこ盛りで面白い系かと思いきや、とっても切ない大人の恋の話です(´;ω;`)

そらまめ
読み終わったあとしばらく、放心状態…
出てくる女たちが、恋愛で何回痛い目にあっても、誰かを大事にしたくて好きになりたくて恋を探しています。

そらまめ
「アホやな〜」と思えないというか、共感できます
パーマネント野ばらの映画では主人公のなおこを菅野美穂さんが、 恋人のカシマを江口洋介さんが演じておられました。
映画もめちゃくちゃいいんですよね。
もう号泣ですよ!
あぁなんでみんなこんな寂しいんだろう…って。
寂しくて悲しいのに強くて。
ラストの菅野美穂さんの笑顔が、切なくってでも何かを覚悟した強さもあって、なんとも言えない表情です。
パーマネント野ばら簡単なあらすじ

港町にひとつの美容院、「パーマネント野ばら」。ここは女のザンゲ室。まいにち村の女たちが、恋にまつわる小さな嘘や記憶を告白していく。昨日男に裏切られ泣いたとしても、明日また男を愛しくおもう女の不思議。ずっと好きより、いま大好きの瞬間を逃したくない女の謎。俗っぽくてだめだめな恋にもひそむ、可愛くて神聖なきらきらをすくいあげた、叙情的作品の最高傑作。
「BOOK」データベースより
パーマネント野ばら、衝撃の結末【ネタバレ】

ラストで主人公なおこの恋人、カシマは実は亡くなっていることがわかります。
なおこはずっと想像の中のカシマとデートをしてたんですね。
そしてこの作品の中で、一番いいなと思うところは、なおこが亡くなった恋人とデートをしていることを、周りの人たちみんなが知っていること。
ある意味なおこは狂っていて、それを知っていて、受け入れてあげているところが女の情というか優しさやなと思います。
女はくるってでも生きていける…それは強さなんだけど…切ないですね。
どんな恋でも ないよりましやん

漫画『パーマネント野ばら』の作中に、「どんな恋でも ないよりましやん」というセリフがあります。
周りから見たら「ないほうがマシ」な恋でも、楽しいことよりも傷つくことの方が多いような恋でも、本人にとってはないよりマシだったりするんですよね。
誰かを好きになって、怒ったり泣いたり嬉しかったり誰かに話したくなったり、そういうのっていらないようでないと寂しいんですよね。
人は誰もが寂しがりやのサルだって 今わかったよ
スピッツ『裸のままで』
主人公のなおこの「みっちゃん わたしくるってる?」というセリフが胸に刺さりました。