
あれってどういうシステムなの?
仲が良かったクラスメイトから連絡がくるシステムなの?
とりあえず、私は一度も同窓会に誘われたことがないし、同級生に会いたいとも思いません。
私の好きな、大石静さんの『四つの嘘』という本は、かつて同級生だった4人が、ある事故をきっかけに再開し、その後の人生に互いに絡み合うというお話です。
この本を読むと、「こんな風に生きたい」や「こんな風には生きたくない」と、自分の歩みたい人生が見えてくると思います。
私は、ドラマ版『四つの嘘』の永作博美さんに憧れ続けています。
なぜなら、ドラマの中の永作博美さんの役が、のらりくらりと生きていて、でも人に親切で、最高にかわいくて、ステキだからです。
・ドラマ版『四つの嘘』の永作博美さんになりたい
について、書いています。
大石静さん『四つの嘘』のあらすじと感想

簡単なあらすじ
生い立ちも、男性観も性格も全く違う4人はかつて女子校の同級生だった。
4人は別々の人生を歩んでいたが、ある事故をきっかけに再び運命が絡み合う。
そしてそれぞれの嘘が暴き立てられていく…。
ドラマとはまた違った悲しみを感じさせるストーリー
ドラマ『四つの嘘』はどちらかというとカラッとしたユニークさがありましたが、小説版はもっと悲しみを含んでいます。
四人は四人なりに必死にもがいて生きてきた。
だけどそれぞれ、思い描いていた40代とは違っていて、葛藤する。
仕事のこと家庭のこと、男のこと…
嘘くらい誰でもつく。
ドラマ版は、永作博美さんの魔性っぷりに感心しましたが、小説版はまた違った面白さがありました。
誰にも境遇は似ていないのに、それぞれの気持ちが痛いほどわかります。
学生時代の4人の関係もリアルで、学校という閉鎖的な世界の窮屈さがていねいに書かれていました。

永作博美さんになりたい
ドラマ版『四つの嘘』の詩文を演じた永作博美さんが、とってもステキでした。
行き当たりばったり生きていて、でも芯があって、転んでもなんでもないように立ち上がる逞しさ。
ずっと憧れ続けています。
今までにない、新しい『魔性の女像』だと思います。